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Back to 2013 vol.2


夢見ながら単身渡米し、いつか。

いつか始めようと思っていた

KYOUをようやくスタートさせるわけですが


創りたかったKYOUとは何か。


モノづくりを始めた答えは

私がアメリカの地へ渡った

そもそもの理由に起因します。



先のJounalでも綴りましたが

私はアメリカ映画のフィルターを通し

アメリカの魅力に吸い込まれます。



目に焼き付いた映像。

思春期の最中の私の心に

大きく突き刺さった人物



River Jude Phoenix






繊細な彼の瞳に滾る燃えるような力強さ



一目で虜になった私は漁るように

彼の作品を見始めます。


映画好きの母は

昔カナダに住んでいたこともあり

北米生活のあれこれをよく口にしていたことが

記憶に残ります。


憧れ、恋焦がれた思いが背中を後押しし

いつか自分もアメリカに行くんだ。

と幼いながらに思っていました。



リバーフェニックスとの出会いは


”Running on Empty” 【邦題:旅立ちの時】


この作品を見たときに自然と涙が零れました。


私が世界で一番好きな映画であり

リバーの繊細さ

当時のリアルなスタイルが

詰まった作品でもあります。




彼をある種の理想の男性像

ミューズとしてと捉え


彼の生前のスタイル。


もしまだ彼が生きていたら。


そんな想いからKYOUの服作りは

スタートしました。


23FWシーズンから本格的に作り始めた

レディースアイテムは

当時の彼を取り巻く女性や

フィルムの中の女性を像とし

ウィメンズアイテムに昇華させています。




理想と襲い掛かる現実の狭間で感じ得たこと





理想と現実いうものは

いつの時も大きなギャップがあるものです。


渡米しすぐに感じたことは



「思っていたアメリカは失われてしまっていた」



当たり前のことですが

私が見ていた(認識していた)

1980年代のアメリカから

30年以上の時を経ており

フィルムの中の時代とは景観も景色も

変わっているものが多かったのです。


アメリカに來たは良いものの

思い描いていた文化やスタイルに

埋めることのできない

ギャップを突き付けらるわけです。


想像していたものと

実際に見るものは

大きな違いがありました。


焦燥感にかられる時間も少なくありませんでしたが

そんな中でもアメリカ生活の中で


出会う人

訪れた場所

見た景色に影響を受けながら

自分ながらの答えを

少しづつ見出していくことになります。






IDENDITY/自分とは何者か

DIGNITY/尊厳と価値

ASPIRATION/憧れと希望



常に自分に問いかけ続けてきたこの言葉は、

私自身今でも答えを探している

道の途中でもあります。



その時の気持ちを忘れないように、

KYOUの洋服

ひとつひとつにこのネームをつけています。


全てにセルフチェックをつけた時

このタグを剝がしてもらえれば

着始めた時より

違った洋服に感じれる。


そんな想いをコンセプトにしました。




自分のことは

自分が一番分かるようで

わからない

得も言えない感覚


アメリカに渡ったことも

洋服に魅せられたことも

自分は何者なのかを

探すためだったかもしれません。







continue to vol.3




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